木造住宅工事の流れ

2022.03.10 | 建築のこと

工事着手~基礎工事

工事監理者は、工事の流れを正確に知り、適切な時期に適切な指示を出さなければいけません。
工事契約が済むと、いよいよ着工となります。木造住宅工事の流れとしては、地盤が悪ければ、地盤補強工事をします。地盤補強工事は数種類の方法があり、通常の木造住宅ならば、2~3日程度で完了します。
地盤改良工事が終わると基礎工事を行います。そのなかでも細かく分類すると、根切り、地業工事、鉄筋工事、型枠コンクリート工事に分けられます。鉄筋の組立てが終了すると配筋検査が行われ、問題なければコンクリート打設となります。コンクリートは通常、ベースと立上りの2回に分けられます。3~5日程度の養生をして、型枠解体、埋め戻しを行います。こうして2~3週間程度で基礎工事が終了します。

建方~引き渡し

事前の地盤調査により、敷地の地盤が、建てようとする建物に適応できないほど軟弱であるということが判明したら、地盤補強工事が必要となります。地盤がしっかりしていれば、補強工事は必要ありません。

木造住宅の場合は、大きく分けて3種類あります。表層(浅層)地盤改良工法、柱状(深層)地盤改良工法、小口径鋼管杭工法です。地盤調査結果により工法を選択します。地盤補強を行なったうえで基礎工事となります基礎工事が終わると建方の準備にはいりますが、その前に外部埋設設備配管を行います。

そして、土台と大引を敷き、束を設置します。このとき防蟻処理、断熱材を敷いて床の合板張りまでやってしまう場合も多くあります。この工程は2~3日程度です。建方前に合板を張っておくと建方の作業がしやすくなります。そして、外部足場を組んで建方となります。レッカーを使用して、屋根下地合板張りまで一気に行います。建方の後、水平、垂直などを確認したうえで筋交いを入れ、接合金物にてそれぞれの部材を緊結し、監理者による検査を行います。


その後、内外装の仕上げ工事に入ります。サッシを取り付けて、防水工事をして、屋根、外壁仕上げ工事を行います。それに並行して内部では、断熱工事、内装下地(石膏ボード)の施工、造作工事、建具工事が行われます。それが終わると、塗装、クロス張り、設備機器を取り付け、美装工事と進み、完了検査に合格後引き渡しとなります。

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