Wisdom.139

‟地盤補強工法について”

地盤補強工法を選択するにあたっては、地盤調査の結果を見て、地盤の状況、周囲の状況によりきめられる

 

 

地盤調査によって地盤が軟弱であり、所定の支持力が不足していると判断された場合、地盤補強(改良)を行います。地盤補強工法には、大きく分けて3種類あります。表層(浅層)地盤改良工法、柱状(深層)地盤改良工法、小口径鋼管杭工法です。これらの工法選定は、地盤条件、地下水の状況、敷地条件、振動や騒音などの周囲環境への影響を考慮して決めます。狭い敷地の場合、作業ができるかどうか、侵入道路が狭くないかなども選定のポイントとなります。

 

各工法の特徴

 

表層地盤改良工法は、軟弱地盤がさほど深くなく、2mくらいまでの場合に採用され、表面の軟弱な地盤の土をすべて掘り起こし、セメント系固化剤を入れて混合攪拌し、固化させて地盤補強を図る工法です。ほぼ建築面積相当の部分を改良します。暑さ500~800mmごとにローラーで繰り返し転圧し、平坦にならします。

柱状改良工法と小口径鋼管杭工法は、軟弱地盤が深く、8mくらいの深さまで分布していて、その下に硬い地盤があるという場合に採用し、柱状に建物を支えます。

柱状改良工法は、水を加えて液状化状態にしたセメント系固化剤を軟弱な地盤に注入しながらかき混ぜ、柱状に固めます。基礎の通りに沿って2m感覚に施工します。この工法は、低振動、低騒音なので近隣の環境への負担が少ない工法といえます。

小口径鋼管工法は、直径が120mm、140mm、170mmといった小口径鋼管を硬い地盤まで貫入させて建物を支えます。施工時に掘削土、泥水が発生せず、低振動、低騒音なので近隣の環境への負担が少ない工法といえます。既製の鋼管を使用するので安定した品質を確保でき、機械の選別により狭小地でも施工可能です。