Wisdom.148

‟工事写真記録”

写真は、どんな雄弁なことばよりも真実を伝えるもの。仕上によって隠れる部分は、特に注意して撮影する

 

 

工事記録写真の重要性

 

適切に工事監理を行うためには、その工事記録写真が非常に重要なものとなります。見え隠れする構造部分や埋設される部分、雨漏りしそうなおさまりが複雑な部分の写真などは、後になって、トラブルや紛争が生じたときに貴重な資料となります。

また、設計図書どおりにできているのかどうかを建築主に報告する際は、文章だけでなく写真を添付することで、より信頼性のある報告書となります。

その工事記録写真は、工事の工程ごとに必要です。地盤調査から始まり、地盤補強工事、基礎工事、躯体工事、内外装下地工事、仕上げ工事、設備工事などそれぞれの工事ごとに写真を撮るようにします。

 

誰にでも判別できる撮り方

 

仕様書・図面に寸法、仕様が記載してある場合は、そのとおりの材料を使い、指定どおりにできているかどうか、写真を見ただけで誰にでも判別できるように撮らなければならない。

たとえば、基礎工事において、アンカーボルトの設置の写真ならば、その位置が分かるように基礎全体の写真を数枚撮ります。アンカーボルトが入っているその間隔を、スケールを当てて撮ります。そして、形状、仕様、太さ、長さが分かるように、全体スケールを当てて撮ります。

また、アンカーボルトをコンクリートに埋め込んだ長さが分かるようにコンクリートの天端からどれだけの長さが出ているのかを、天端にスケールを当てて撮ります。これらの写真は、出来る限り、現場の背景が断定できるように撮る事も大切です。

こうして写真を撮っていくことによって、建物が設計図書どおりできているかどうかもチェックできます。