Wisdom.143

‟設計図書の種類”

設計図書は、設計者の意図を伝える言葉といえる。すべての図面が揃わないと完全な工事はできない

 

 

設計図書の重要性

 

設計図書とは、設計者の意図を建築主、施工者に伝えるための設計図・仕様書などを指します。

 

よく、同じような間取りの建売住宅を建築するのに図面を簡略化して効率を優先している場合もありますが、注文住宅において数社の入札となると、同じ図面・仕様書で見積りを行うため、設計図書は特に重要なものとなります。また、建築主に対して設計者の設計意図を伝え、図面をもとに十分な打合せを行い、お互いの意思疎通を図るようにしないと、建物が出来上がるにしたがって、「こんなはずではない」といったトラブルの原因となります。良質な住宅をつくるためには、これらの設計図書がしっかりと作成されなければなりません。

 

大きく分けて4種類

 

設計図書は、大きく分けて意匠図・構造図・設備図・外構図の4種類があります。意匠図とは設計者と建築主との打合せにより設計図書やデザイン、間取り、配置などを表現する図面のことです。具体的にいうと、「仕上表」・「配置図」・「平面図」・「立面図」・「断面図」・「矩計図」・「平面詳細図」・「展開図」・「建具表」・「天井伏図」などを意匠図と呼びます。

 

構造図は、構造設計者が意匠図をもとに安全な建物になるよう構造計算して、その仕様を図面として表現したものです。木造住宅では、「基礎伏図」・「床伏図」・「梁伏図」・「小屋伏図」・「軸組図」などを指し、意匠設計者が描きます。

 

設備図は、給排水、ガス、電気(弱電含む)、空調などの設備関係の配管、配線やその仕様などを記載した図面です。

 

外構図には建物に付帯する門、塀、アプローチ、庭園、植栽などの仕様、形状、位置などが記載してあります。