Wisdom.141

‟職方の種類と役割”

木造住宅は、造作大工を要として専門の職方により精魂込めてつくられる。また、全体を総括するのが現場監督の役割である

 

 

造作大工が要

 

木造住宅工事では、さまざまな職種の職方が関わることになります。それぞれの職方が役割分担し、協力し合って1軒の住宅をつくり上げていきます。その職方を総括するのが現場監督です。

 

木造住宅において要となるのが、造作大工です。造作大工の良し悪しによって、その建物の質が決まるといっても過言ではありません。

 

 

各職方の役割分担

 

 

造作大工の役割は、基礎が出来上がると土台を敷き、束を立て、大引を掛け、断熱材を入れて、床合板を張るところまでがその範囲となります。

 

具体的には、建方時には鳶職人と協力して柱・梁を組立て、屋根下地まで作ります。躯体が上がると接合金物を取り付け、外壁に合板などの下地材を張り、サッシを取り付け、断熱材を入れます。外装廻りが出来上がると、床にフローリングを張り、建具枠、内法材(幅木、廻り縁)を取り付け、壁、天井に下地の石膏ボードを張るなどの作業を行います。

 

最近では、構造材は、プレカットにより機械で継手仕口を加工されますが、以前は、造作大工により木材に墨付けされ、のみと鋸により継手・仕口は加工されていました。また、枠材などの造作材は、造作大工により鉋で仕上げ・加工・組立てをしていましたが、最近では既製品が多く、工場生産したものを現場で取り付けるというケースが多くなっています。

 

そのほかの職方には、土工、鉄筋工、型枠大工、鳶工、屋根工、ブリキ工、防水工、左官工、サイディング工、内装工、石タイル工、塗装工、美装工、水道工、電気工、空調工、造園工などがあります。どの職方も重要であり、1つでも欠けると、よい住宅はできません。