Wisdom.195

‟独自の幾何学模様の作り方” 

- フランク・ロイド・ライト -

 

正方形や立方体は、完全(integrity)を表し、円や球は無限(infinity)を、直線は正直(rectitude)を、三角形は大望(aspiration)を表している。室内の正方形は、単純な発想から出たものではなく、やがては、立方体に発展してゆく過程なのだ。

 

 

 

 

 

 

フランク・ロイド・ライト(1867~1959) Frank Lloyd Wright

 

20世紀建築の三大巨匠のひとりであり、アメリカを代表する建築家。自然に存在する形態や日本建築に対する深い洞察力から、周囲の自然環境に溶け込む〝有機的建築″を唱えた。世界で最も多くの住宅を手がけた建築家とも言われ、前期では水平線を強調し、部屋同士を緩やかにつないだ〝プレイリー・ハウス″を数多く設計し、後期には安価で良質な住宅〝ユーソニアン・ハウス″などを考案した。1910年ドイツの出版社から刊行されたライトの作品集はデ・ステイルやバウハウスなどヨーロッパの建築運動にも影響を与えた。41年王立英国建築家協会(RIBA)ゴールドメダル、49年アメリカ建築家協会(AIA)ゴールドメダルを受賞など。主な建築作品に「ロビー邸」「帝国ホテル」「カウフマン邸(落水荘)」「タリアセン・ウエスト」「ジョンソン・ワックス本社ビルおよび研究棟」「グッゲンハイム美術館」など。