Wisdom.183

‟これもまたポストモダン” 

- ロバート・ヴェンチューリ -

 

時代の技術が時代の建築を表現するのが道理だとすれば、現代の建築はエレクトロニクスが表現するべきなのです。これが私たちの現在の立脚点といっていいでしょう。ところが、デニス(・スコット・ブラウン)が指摘したように、今日の建築の流れは。20世紀前半の工業にルーツを持つモダニズムのリバイバルとでもいうべきものになってしまっています。彼女はネオ・モダニズムというのですが、これもまた、ポストモダンの一環ということにもなるのでしょうね。皮肉な話ですが・・・・

 

 

 

 

ロバート・ヴェンチューリ(1925~) Robert Venturi

アメリカ出身の建築家。エーロ・サーリネン、ルイス・カーンに師事。1969年よりパ^トナーのデニス・スコット・ブラウンと設計・執筆活動を行う。主著『建築の多様性と対立性』『ラスベガス』(スコット・ブラウンとの共著)などでもだにずむ建築を批判し、ポストモダンを提唱。ミーズの言った”Less is more(少ないほど、豊かである)” を “Less is bore(少ないほど、退屈である)” と皮肉った。91年プリツカー賞を受賞など。主な建築作品に「母の家」「ギルド・ハウス」「ナショナル・ギャラリー・セインズベリ・ウィング」「メルパルク日光霧降(現・湯屋日光霧降)」など。 

 

モダニズム建築:鉄とガラスとコンクリートを使い、無駄のない四角い外観に大きなガラス窓を開ける。色は白が基調。

 

ポストモダン建築:モダニズム建築への反発として現れた装飾的な建築。