Wisdom.194

‟地球上の至高の場所” 

- ロバート・ヴェンチューリ -

 

(日本で)経験したのは、とにかく興奮して、なんだか酔っているような感覚でした。その多くはモダニズムで、しかも非常に大衆的で活気に満ちた、商業的モダニズムです。

京都へ行くと、それが伝統的で洗練された要素と乱雑に混在している。もし、生きているうちにどこかへもう一度行っていいといわれたら、私は京都にある庭園と答えるでしょう。あれは、間違いなく地球上の至高の場所の一つですよ。

 

 

 

ロバート・ヴェンチューリ(1925~)

アメリカ出身の建築家。ルイス・カーンに師事。パートナーのデニス・スコット・ブラウンとポストモダンを提唱。プリツカー賞(91年)を受賞。主著『建築の多様性と対立性』『ラスベガス』(スコット・ブラウンとの共著)などでモダニズム建築を批判し、ポストモダンを提唱。ミースの言った〝Less is moe(少ないほど、豊かである)″を〝Less is bore(少ないほど、退屈である)″と皮肉った。主な建築作品に「母の家」「ギルド・ハウス」「ナショナル・ギャラリー・セインズベリ・ウィング」「メルパルク日光霧降(限・湯屋日光霧降」など。