Wisdom.127

‟世界のディズニーランド化” 

ディズニーランドが55年前に開園した当時、建築家たちはそろってこれを俗悪だと蔑視した。ところが、90年代にはフランク・ゲーリー、マイケル・グレイヴス、磯崎新をはじめ、世界の一流の建築家たちがディズニー社によって徴用され、オフィスやテーマパークの建物を、ディズニーのモチーフを取り入れつつ設計するという逆転が起こったのである。

 

こうした動きはポストモダン・スタイルという、装飾的なデザインの流行の一部となり、これもまた日本にたくさんコピーが出現した。

 

 

 

 

森川嘉一郎(もりかわきいちろう、1971~)

明治大学国際日本学部准教授。早稲田大学大学院修了(建築学)。2004年ヴェネツィア・ビエンナーレ第9回国際建築展日本館コミッショナーとして「おたく:人格=空間=都市」展を制作(日本SF大会星雲賞受賞)。08年より現職。明治大学において「東京国際マンガ図書館」(仮称)の開設準備、およびその先行施設である米沢嘉博記念図書館の運営に関わる。主な著作に『趣都の誕生』など。

 

フランク・ゲーリー:カナダ出身の建築家。プリツカー賞(89年)を受賞

 

マイケル・グレイヴス:アメリカの建築家ポストモダン建築を代表するひとり。